個人型確定拠出年金(iDeCo)加入後初の年末調整がやってきた!

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税金を納める女性
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こんにちは。ワープアでドルヲタのmaiです。

2017年も残り2ヶ月を切り…この時季といえば、毎年恒例の年末調整の書類提出ですよね(ね?)

私も先週、派遣会社の担当営業から年末調整の書類一式を受け取りました。

実は私…この年末調整をめちゃめちゃ楽しみにしてたんですw

というのも…確定拠出年金の拠出額の控除がやっとできるから!!

書類の記入はとっても簡単でしたが、私と同じように今年加入して初めて年末調整(または年度末の確定申告)をする方や

これからiDeCoを始めようと思っている方が、年末調整時に何をすればいいのかを確認してもらえたらいいなと思います 😉

 

個人型確定拠出年金(iDeCo、個人型DC)に加入後初めての年末調整

書類を書く女性

私が2017年始に楽天証券で始めた個人型確定拠出年金(通称iDeCoイデコ、または個人型DC)は、給与の支払いを受けている会社員等であれば

年末調整時に書類記入と証明書添付をすることで、確定申告をしなくても拠出額の全額所得控除を受けられます

(自分の口座から引き落として掛金を拠出している場合。)

私は派遣社員なので、派遣元である派遣会社での年末調整に書類を提出すればOKです 🙂

「全額所得控除」?

確定拠出年金の年間拠出額(掛金)は、その全額が課税所得から控除されます。

いやそもそも「控除」ってなんやね~んって方に簡単に説明すると…

住民税は、年間の課税所得(収入から社会保険料や仕事上の経費にあたる金額を引いた額)に対して、一定のパーセンテージをかけた金額+固定額(自治体によって異なる)になります。

所得税は、月々の「収入-社会保険料」の金額と扶養家族の人数によって決まってきます。(国税庁「給与所得の源泉徴収税額表」から確認できます)

が、年末調整の場合は、この↓速算表から当てはまる税率で計算ができます。

参考:「平成29年分の年末調整のための算出所得税額の速算表」(国税庁・源泉徴収のしかた p14)

(私は低収入のワーキングプアなのでもちろんいちばん上の5%適用です…笑)

 

たとえば私の年間の課税所得が120万円だったとすると…計算はこう。

 

住民税 = 120万円 × 10% = 12万円 (ここにさらに均等割の数千円と調整額が加わる)

所得税 = 120万円 × 5% = 6万円

 

その、10%などがかけられる側の「課税所得」の金額から、1年間に支払った確定拠出年金の掛金の金額を引くことができると…計算結果の数字が小さくなりますよね 😳

(収入が多い人は税率が上がりますが、そのぶん節税効果が大きくなります)

 

上で書いた金額も、もし年間20万円を確定拠出年金で掛金として拠出していた場合は…

 

住民税 = (120万円ー20万円) × 10% = 10万円 + 固定額

所得税 = (120万円ー20万円) × 5% = 5万円

 

合計3万円も節税になってるううううう!

しかもこの20万円は誰かに支払ったわけじゃなくて自分のお金のままですからね。

自分のお金を年金として長期間置いておくことで、現在の税金を減らしてくれるってめっちゃうれしいやん・・・ 😎

(運用方法によって・受取時の課税によってその「自分のお金」が減る場合はありますがw)

その、「確定拠出年金の掛金として、この1年間でいくら払ったよ(だから税金安くしてくれよな)」という手続きが、年末調整での書類に数秒の記入で済んじゃうんです。最高。総務のみなさんはがんばって。。

 



10月下旬に個人型確定拠出年金の掛金払込証明書の圧着ハガキが届く

まず、年末調整の書類記入の前に大事なのが、このハガキをなくさないこと!

iDeCoの掛金払込証明書

私は10月27日ごろに受け取りました。

少し経った11月6日に楽天証券からメールが来て、「小規模共済等掛金払込証明書の発送について」との題で「10月26日に発送されてるはずやで」とお知らせされました。

もしiDeCoの口座を開設している証券会社等から同様のメールが来ても、まだハガキが届いていない場合は至急問い合わせましょう~~ 😕

(その年の10月以降に初めて拠出する場合は翌年1月下旬に発送される→確定申告になる、そうです)

 

ハガキで特にしっかり目を通すべきなのはこの3か所

まずはこちらの面。

iDeCo掛金払込証明書の説明

字ばっかりぎゅうぎゅうでまったく読む気がしないのですが、手続きのために大事なことが書かれてあります 💡

 

 

・このハガキが所得控除証明になる(添付して提出する必要がある)

・控除の申告書(年末調整書類or確定申告書)の記入欄

 

このハガキの反対側の面に、その年(10-12月に払い込む予定額も含む)の拠出額の一覧と合計が記載されています。

その「合計額」を年末調整書類の「給与所得者の保険料控除申告書」の「小規模企業共済等掛金控除」欄の「個人型又は企業型年金加入者掛金」欄に記載する、と。。。

いや漢字ばっかで長ったらしくてまったく頭に入ってこないやつやん!!!

とりあえず裏面を見てみると…

iDeCo掛金払込証明書合計金額

この、「合計金額」(私の場合は216,000円ですね)を書類に記載するってことですね

5月から掛金額が変更になっているのもしっかり反映・記録されています。

 

 

 

その書類の欄は…

給与所得者の保険料控除申告書

この右下か!

 

「給与所得者の保険料控除申告書」に記入する

場所さえ分かれば一瞬ですね。

さっきの合計額、5~6ケタの数字をぶちこむだけ 😳

ここに…

iDeCoの掛金合計金額記入欄

 

216000!!!!!!

 

iDeCoの年末調整書類記入完了

 

完 了 。

(書類を総務に提出する際はこのハガキを忘れずに添付しましょう)

 

で、実際この年間拠出額だとどれくらい税金が安くなるの?

税金を納める女性

確定拠出年金の拠出額全額所得控除は、住民税と所得税の計算に使われます。

住民税は、(一部の自治体を除くと)収入にかかわらず 課税所得×10% +固定額

所得税は、収入の額に応じて 課税所得×5%~

参考:「平成29年分の年末調整のための算出所得税額の速算表」(国税庁・源泉徴収のしかた p14)

つまり、年収がまだはっきりとわかっていなくても、この表での自分のだいたいのランクさえ判明していれば計算できちゃいます。

私と同様にワーキングプアのみなさんなら問答無用で課税所得195万円以下の税率5%ですよね??? 😳 え??ちがうの????? 🙄

この確定拠出年金の所得控除分(「合計金額」として記入した額)にそれぞれのパーセンテージをかけると、この控除によって節税できるおおよその金額がわかります。

私の場合は…

今回所得控除される金額 216,000円

住民税 216000 × 10% = 21600

所得税 216000 × 5% = 10800

合計で32,400円の節税になる!!はず!!!

いくらワーキングプアでも税金は絶対に払うものだから、たとえ税率が低い低所得でもこんなに節税できる老後の備えもできるなんてありがたすぎる制度やで。。。 😥

 

住民税がちゃんと控除されたかどうかは6月に届く課税計算明細書で確認

年末調整をした翌年6月ごろ(今回だと2018年6月?)に、その年の住民税の年額のお知らせが届きます。

さらっと年収を載せていくスタイル。

住民税の課税計算明細書

この赤枠の部分に、自分で計算した金額が社会保険料とあわせて控除されているようならOKです。

(まれに手違いで控除されていないときもあるそうなので、少しでも金額に不明なところがあれば問い合わせてみてください 🙄 )

 

住民税は、給与からの天引き(特別徴収にしている方は

控除後の課税所得 × 10% ÷ 12 + 固定額&調整額の数千円 = 毎月の住民税、となるはずです。

私と同じように自分で年4回(または一括で)支払う(普通徴収方は、同封されている払込書の金額が控除されていない年のものよりも安くなっているはず

もし前年と収入が変わらず、前年の住民税額の記録がある場合は比較してみてください 🙂

 

所得税は給与内で相殺される

所得税は「その年に払うことになるであろう概算の金額」をすでに1年間(給与からの天引きで)払ってきているので、

その金額の合計と、今回の控除後に再計算された所得税額に差があれば

1月~2月ごろの給与内で調整されます(1年の間に極端に収入が跳ね上がっていなければ、普通は手取り額が増えます 😉 )

 

私は楽天証券でiDeCoを始めました

まだ個人型確定拠出年金を始めるか検討中の方がもしいらっしゃったら。。。

口座開設は楽天証券がおすすめです 😉

  • 運営機関管理手数料が条件なしでずっと無料
  • 信託報酬が安い・買付手数料がかからない商品ラインナップが豊富
  • 見やすくてわかりやすい管理画面
  • 確定拠出年金専用ダイヤルが土曜日も受付

 

今まで自分で証券会社を使っての投資すらしたことがなかった私でも、書類請求からiDeCo口座開設、運用商品の設定まで、問題なく完了できました 🙂

 

 

また、土曜日も受け付けている専用ダイヤルや、返信の早い問い合わせフォームも投資初心者にはとても心強いと思います 😳

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